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小児歯科
成長段階にあるお子さまの虫歯について、予防や治療を行います。虫歯ができてしまってから治療するばかりでなく、上手な歯磨きの仕方を教えたり歯科検診をしたりすることを通し、お子さまが健康的なお口の状態で育っていくことをサポートします。
また、磨き残しやすい歯の溝をプラスチックで埋めて汚れがたまるのを防ぐ、シーラントも実施しています。治療は、お子さまを歯科嫌いにしないため、徐々に慣れてもらいながら焦らずに進めていきます。当院の2階にはお子さま専用の診察室や遊び場を設け、のびのびと過ごしてもらえるようにしました。
保育士も勤務しておりますので、幼い患者さまだけでなくそのごきょうだいも、お気軽にお連れいただければと思います。
審美治療
お口元の美しさは、その方の印象に大きな影響を与えます。当院では、噛んだり話したりする機能を取り戻すことはもちろん、美しさにも注目して治療しています。虫歯がなくても、歯の色や形が気になる方はご相談ください。
銀歯やレジンの修復物に代わり、白い詰め物・被せ物を作る材料としておすすめしたいのが、オールセラミックです。金属を使わず、天然の歯にそっくりな色味や透明感が期待できます。
また、奥歯など丈夫さが求められる箇所の被せ物には、金属の上からセラミックを焼き付けたメタルボンドがおすすめです。虫歯が小さく詰め物で済む場合は、ハイブリッドというセラミックとレジンを混ぜ合わせた材料を使うと、できるだけ費用を抑えながら白い歯にできます。
ほかに、虫歯の有無に関係なく、歯に小さなプレートを貼り付けて形を整える、ラミネートベニアも可能です。特に前歯の見た目が気になる方は、検討してみてはいかがでしょうか。
ホワイトニング
ホワイトニングとは、歯の表面にお薬を塗り、歯そのものを白く美しくする方法です。当院では、ご自宅で行えるホームホワイトニングと、歯科医院に来ていただいて行うオフィスホワイトニングの両方を提供しております。
ホームホワイトニングの場合は、まずマウスピースをお作りし、ホワイトニングのお薬とともに持ち帰っていただきます。マウスピースにお薬を入れて毎日2時間ずつ装着し、2週間ほどで白さを実感できるでしょう。一方、オフィスホワイトニングは、お薬を塗るだけでなく光を照射することで歯を白くします。短期間で白くしたい方におすすめです。
そして、「より白くしたい」「白さを長持ちさせたい」方におすすめしたいのが、これら両方のホワイトニングを併用することです。生活習慣にもよりますが、一般的にホワイトニングして数か月経つと色は戻ってしまいますので、白さを持続させるために定期的なホワイトニングもご利用ください。
マタニティ歯科診療
妊娠中は急激に増える女性ホルモンの影響やつわりで歯磨きがしづらくなる関係で、虫歯や歯周病になりやすくなります。ぜひ、妊娠中にこそ歯科検診を受け、もしお口のトラブルがあれば早期治療しましょう。
妊娠しているとレントゲン撮影や投薬ができず、歯科治療が受けられないと思っている方もいらっしゃることでしょう。しかし、実は歯科治療が可能ですし、母子健康手帳にも歯科に関するページがあります。
もし、小さな虫歯があるにもかかわらず治療しないまま出産すると、子育てで忙しくて受診しそびれ、重症化してしまうかもしれません。安定期のうちに治療しておきましょう。初期虫歯であれば、麻酔を使わなくても治療できます。
不安に思うことがあれば、何でもお気軽にご相談ください。
歯周病
歯周病は悪化すると歯を失ってしまうことがある、とても怖い病気です。いつまでもご自分の歯でお食事を楽しむため、しっかり治療に取り組みましょう。当院では担当歯科衛生士制を導入し、患者さま一人ひとりをサポートします。
歯周病の治療は、まずレントゲン撮影や歯と歯茎の間にある歯周ポケットの検査を行い、その結果に基づいて治療計画を立案します。その後は、プラークコントロールとして、細菌を含んだ歯石を取り除くのが基本です。歯周病の進行度によっては、歯茎を切り開いて歯石取りをする場合もあります。
良い状態を保つため、治療後も定期検診をご利用ください。
予防診療
虫歯や歯周病を予防するには、ご自分で歯磨きをするほかに、歯科医院で取り組む方法があります。歯科衛生士が専用の機械を使って施術するお口のクリーニングを利用して口を清潔に保ち、しっかり予防していきましょう。
当院で行うクリーニングは、患者さま一人ひとりに担当の歯科衛生士がつくのが特徴です。クリーニングでは、歯の表面に付着したプラークを取り除きます。ずっと同じ担当者がお口を見続けるので変化が分かりやすく、相談もしやすいというメリットがあります。
また、クリーニングに加えて、奥歯の溝をフッ素入りのお薬で埋めるシーラントも実施しています。歯磨きがしやすくなり、永久歯に生え替わったばかりの方におすすめです。
ほかにも、ご自宅で使っていただける歯ブラシやマウスウォッシュ、ガムなどの販売もしています。治療後の再発防止のため、定期検診もご利用ください。
矯正歯科
矯正治療は、お口全体の歯並びにしか適用できないわけではありません。部分的な歯並びを整える「部分矯正」もあります。「前歯の数本だけ歯並びが悪くなってきたから整えたい」という方には部分矯正がおすすめです。
部分矯正は、MTM(Minor Tooth Movement)とも呼ばれ、主に前歯の数本の重なりなどを整える矯正治療です。歯並び全体を治療するよりも短い期間、少ない費用で済みます。
歯並びは、一度整えてもその状態がいつまでも続くとは限りません。なぜならば、歯はいくつになっても、舌や唇から受ける圧力によって動くからです。そのため、子どもの頃に歯列矯正をしても、大人になってからお口の環境が変わり、歯並びが悪化することは珍しくないのです。
部分矯正は、少しだけ重なった前歯など、部分的な矯正治療に向いています。顎全体ではなく、一部の歯並びを整えたいという方は、お気軽にご相談ください。
歯科口腔外科
歯科口腔外科では、お口の中の粘膜にできた炎症や外傷の治療、親知らずの抜歯に対応しています。また、もしお口に重い病気や腫瘍などがあると分かった場合は、対応している医療機関をご紹介します。
親知らずは、顎に垂直に生えていて虫歯・歯周病のリスクもない場合は、無理に抜歯する必要はありません。しかし、ケアが行き届かなくて虫歯・歯周病が見られる親知らずや、顎に対して斜めや横倒しに生えて周囲の歯並びを悪化させている親知らずは、抜歯をおすすめします。これらの親知らずを放っておいても状態の改善が期待できないからです。
なかなか改善しない炎症や腫瘍が口腔内にある場合は、口内炎ではない可能性があります。もしも腫瘍がある場合は癌(がん)の可能性も考えられるので、検査が必要です。癌は、放置していると病変部が大きくなり、会話やお食事がしにくくなります。お口の中に異変を感じたら、一度検査を受けてみましょう。
インプラント・入れ歯
歯を補う治療には、入れ歯治療やインプラント治療などがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、患者さまのお口を検査し、カウンセリング内容を考慮した上で、治療方法をご提案します。
インプラント治療の流れとしては、人工歯根を埋入する一次手術をした後、支台を取り付ける二次手術を行い、最後に人工歯冠を取り付けます。人工歯根と顎の骨がくっつくには数か月間かかるほか、歯茎の状態が落ち着くのにも数週間かかります。このように、インプラント治療を行うには、ある程度長い期間が必要となります。
入れ歯治療は、基本的にはインプラント治療のような外科的処置は必要としません。入れ歯は、トレーの作製、歯や噛み合わせの型どり、咬合の調整を行った上で、およそ1~2か月で作製します。顎の骨が薄い、全身疾患があるなどの理由でインプラント治療が適用できない方でも、入れ歯治療は可能なことがほとんどです。
顎関節症
お口を開けたときに顎関節からジャリっという音が鳴ったり、顎関節がカクッと引っかかる感覚がしたりする場合は、顎関節症の疑いがあります。そのままにしていると、症状が悪化し、お口が開かなくなることもあります。
顎関節症は噛み合わせの悪さや頬杖、食いしばり、横向きに寝る癖などによって、顎関節に負担がかかることで発症すると言われています。症状が見られる患者さまには、お口の中の検査を行い、噛み合わせが悪い場合は調整を、食いしばりの癖がある場合は、スプリント療法を行います。スプリント療法とは、マウスピースを装着し、食いしばりや歯ぎしりを防ぐ治療方法です。
レーザー治療
虫歯・歯周病の治療は、タービンで虫歯を削ったり、器具で歯周病に感染した箇所を除去したりするほかにも方法があります。それが歯科用レーザーによる治療です。当院では、炭酸ガスレーザーを採用しています。
炭酸ガスレーザーで行うことができる処置は、歯茎の切開、止血、凝固および蒸散です。ここで言う蒸散とは、高エネルギーを照射することによって組織を消滅させることです。こうしたレーザーの作用を利用し、虫歯治療、歯周病治療、歯茎の黒ずみの除去、口内炎の治療などを行っています。虫歯なら虫歯部分、歯周病なら溶けた組織など、除去したい部分を蒸散させます。音や振動などがほとんどしないため、歯科治療が怖いという方にも、比較的受けていただきやすいという特徴があります。